2008-03

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(1)Kitchen



プレオープン後の2006年末に参加者向けにつくった報告書の一部を公開いたします。


レストランのキッチン部分。
The sunset geckoで、最初に着工した建築物です。

まだ、何もインドネシアの事情がわかっていない状態のなかで、
地元の大工チームに依頼したものです。

元のダイアナカフェのコンクリート基礎部分をそのまま利用してつくったリサイクル建築。
五人から六人ほどの島民が、約二ヶ月程をかけて建設。
ただし、イスラム教の祭事である断食月のラマダンにちょうどあたってしまったために、
約一ヶ月間は、仕事のスピードは結構スローでした。

何しろ、昼間は何も食べることができないから、力仕事などはかどるわけがない。
しかし、宗教上のことなので、何も言えず。
そういった宗教上、慣習上のことも、こういった外国で仕事をすることの
難しさであり、おもしろさ。

そして、人口わずか400人ほどのギリメノでは、この人は大工、
この人は電気工事屋さんというような、日本で普通に考えられるような社会の構造、
職業の分業が機能していません。

ですから、みんな兼業。
漁師にもなり、大工にもなり、荷物運びにもなる。
だから、当然、専業で仕事をしている人たちより、仕事のレベルが低いというのが現実です。


IMG_1061.jpg
これが、ダイアナカフェです。当初は、この建物が寂しげに建つだけの荒野でした。

IMG_1062.jpg
IMG_1609.jpg
キッチン建設開始。そして、これが、the sunset geckoとしても建設開始です。

IMG_1915.jpg
建設中

IMG_1934.jpg
完成!


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(2)Tower



元々珊瑚からできた島であるメノには山がなく(それどころか丘すらない、
海抜数メートルの平らな島)、水源がない。

真ん中に大きな湖があるがここは塩水湖なので使えず。
それでは、井戸はどうかというと、昔は井戸を掘れば水が出て来る場所もあった。

しかし、島に昔からある大きな木を伐採し、農業などの利用にとても便利なヤシの木を
植えてから、大きな木の根っこによる保水力がなくなり、水が出なくなってしまった。
それに、ビーチに面したgeckoでは、殆ど海水のような塩水しか取れない、、、。

そのため、水は、ロンボク島より、タンクをつんだ船によって各バンガローなどに運ばれます。
一回3000リッターが185000Rp(約2000円)で買えますが、インドネシアの物価から考えて
とても高い。ボートでの運搬費用とのことですが、それにしても高い。

まずは、ボートから大きなホースを岸までのばしたパイプにつなぎ、
モーターで水を地面に埋まった巨大なタンクの中まで送る。

そこから、タワーの上にあるタンクの中に、モーターで水をくみ上げる。
その後は、重力の法則を利用するため、特に機械なども使わずに、
シャワーや洗い場などの水がタンクからの水圧で常時出る。

そして、水がなくなれば、又、ポンプで汲み上げる。
タワーの上にはもう一つタンクがあり、この水は、井戸からの塩水を汲み上げたもの。
トイレの水は、真水ではなく塩水を使うことによって水を節約。
ちなみにメノでは、数年前までは、多くのバンガローが塩水シャワーのみだったそうです。

こういった理由から島ではタワーが必要になります。
そして、タンクが置いてある上は、メノで一番の高所にある展望台があります。
登るのがちょっと怖いけど、眺めは最高。

タワーを建てる時には既にキッチンとトイレが建っており、さらにもう一方を
タンクのための巨大な穴が開いていたため、柱となる4本のココナッツの木を
建てるのに大変苦労しました。数週間を要する大事業に。

島には、クレーンなどの重機を運び入れることができないので、日本では簡単に思えることも、
島では大変な大仕事になってしまうこともあります。
それに、タワー建設時の一月頃は雨期のために、悲惨な状態だったそうです。


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タワー建設途中

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タワーのココナッツ柱立て

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完成!


(3)Water



顔を洗うことから、シャワーまで、水はやはり生活の中でとても大切なものです。
特に、水源のないところでは、なおさらです。

タワーで説明したタンク以外にも、もう一つ5000リットル用の巨大なタンクが
キッチン裏の地面のなかに埋まっていて、これは雨水を回収して貯めておくものです。

この水を、乾季の雨の少ない時期に、植物の水やりに利用します。
雨水は、レストラン、キッチン、トイレ、屋外の洗面所の屋根から集めたものです。

このようにして、出来る限り水にかかる費用を減らそうとしています。
さらに、洗剤や石けんを分解性の高いものにすることによって、洗濯や食器洗いに
使った水を集め、もう一度植物への水として再利用しようという試みもしています。


IMG_1285.jpg



(4)Transport



島内では、建築に関する資材など買うことができません。
すべてのものは、ロンボク島、しかも、ほとんどが島の中心地マタラムより
運ばなくてはなりません。

まず、ロンボクで、必要な資材を購入。
一つのものを買うのにも、日本では考えられないほどの労力や時間が必要な時も。

そして、当然経費のことを考えると、出来る限り一回の運搬で多くのものを運びたい。
しかし、思うように必要なものが見つからず、予定より1~2日出発が遅れること、ほぼ毎回。

そして、マタラムで、トラックを運転手付きで200000Rp(約2500円)で借り、
そこから、約一時間かけ、ロンボク島の北西沿岸メノ近くにある小さな漁村へ。

そこで、船を200000Rpでチャーター。
荷物の積みおろしは、漁村の人たちをポーターとして雇う。そして、約30分、
船に揺られて、The sunset geckoのビーチへ到着。

そして、ここでも、同じく荷下ろしは、島民をポーターとして雇う。
島での建設は、やはり、この移動というのが大きな問題で、実際に一回の運搬に
日本円で約1万円かかっています。

それ以外でも、ちょっとしたものが、突然必要になれば、マタラムまで行かなくては
購入できないものもあるので、そういった場合は、スタッフの誰かが行かなくてはならず、
それだけで、半日以上はつぶれてしまいます。
但し、現地スタッフが移動する場合の移動費は、ボクら外人よりも安く行けますが。

こういった点は、島でやることのデメリットです。もちろん、一長一短ですが。 


IMG_1215.jpg
材木屋にて

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よく行く中華系インドネシア人経営の材料工具屋

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トラックでの資材運搬

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漁村での、トラックからボートへの荷物運び。ポーターとして雇った漁村の人たちです。
ここでは女性がよく働いていました。

IMG_1980.jpg
前の写真とは別の場所ですが、同じく資材をボートに運んでいるところです。

IMG_1983.jpg
こんな感じで、島まで資材と行きます。

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メノについてからの資材を下ろしているところです。到着が遅れ、夜になってしまうことも多々。


(5)A-frameバンガロー



シンプルなバンガロー。
アルファベットの(A)にちなんで、通称A-frame 。建設は、05年の11月に着工。

隣島にも同じような形のバンガローはあるので、決してユニークな形の
バンガローというわけではないですが、そこは、The sunset gecko。

壁としても用をなす日本でいうところの藁葺き屋根に、なんと窓を付けて、
風通しのよい造りにするなど工夫し、サイズ的には小さいが、
居心地の良いコンパクトなバンガローに。

日本での箱形の家に慣れている人たちには、ちょっと違った
空間での生活体験ができるバンガローになっています。

まず、ロンボク島で基本的な骨組みなどをつくり、船で小島ギリ・メノまで運ぶ。
もう一度、メノで組み立て、残りの部分をつくっていくというもの。

約二ヶ月で二棟が完成するが、そこは、インドネシア。
完成の度合いが日本とは大違い。

木材の表面は、サンディングのしていない状態での完成。
どうやら、インドネシアではこれが常識のようです。
そのために、仕上げ作業を自分たちの手でやることに。

ちょっと日本では考えられないですけど。


IMG_1648.jpg
ロンボク島、マタラム市内にある、スタッフのブディ宅にて。
まずは、基本的な部分を制作。

IMG_2041.jpg
A-frame基礎

IMG_2128.jpg
基礎になる骨組み

IMG_2153.jpg
A-frame建設中


(6)Shower(outside) 

 

キッチンとA-frameの間の場所に、土台をセメントで造り、
その上に二つの屋外シャワーと屋外洗面所を建設。

シャワーは渦巻き型の壁を竹で作った自然派のシャワー。
なんといっても、青空、月明かりの下、自然を感じながらシャワーを浴びることができます。

同じく洗面所も、とてもシンプルな造り。
常夏だから可能な屋外でのシャワーに、
洗面所がとても開放的な空間を演出してくれます。


IMG_1990.jpg
IMG_2138.jpg
シャワーの基礎部分です。

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タワーの上からの写真。
手前二つがシャワー、後方が、当時建設中のBeach Frontバンガロー。

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左から、キッチン、シャワー、タワー、洗面所です。




(7)Toilet (outside)



タワーのすぐ後方にある屋外トイレ。

A-frameに滞在するお客さんから、レストランのお客さんまで気軽に
使用することができるトイレです。

三室にわかれた洋式便所です。


IMG_2208.jpg
屋外トイレの基礎です。右側のコンクリートの壁が屋外洗面所です。

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(8)Tool 



建設、メンテナンス、掃除などの道具類。

インドネシアでの、物価は確かに低く、ほとんどのものを
日本よりも安く買うことができます。

しかし、安価なものはやはり壊れやすい粗悪品が多く、長持ちしないために、
結局、経費がかさみがちです。

かといって、しっかりとした質のものをいくら探しても見つからない場合も多く、
結局、しっかりとしたものが見つかったとしても、日本で買うそれと値段が
それほど変わらない場合もあります。

つまり、質の高いものは日本や欧米より輸入したものだからです。
日本や先進諸国のように資本主義が上手く機能していないために、
まだ、実際のモノの値段と価値のバランスがとれていない。

そのため、こういった、おかしなことが多々あります。



(9)Beach front バンガロー



ビーチ目の前にある二階建てバンガロー、通称Beach front。
メノの中でもっとも眺めの良いバンガローです。

一階部分は、日本家屋の縁側のように、ワイドな眺めが楽しめる造り。
ビーチに面した全面は、一面観音開きのドアになっていて、そのわずか数メートル先からは
白砂のビーチが続き、その先には青い海。

まるで、禅寺の縁側に座り日本庭園を眺めるがごとく、バンガローでゆったりと
海を眺めることができ、海との一体感を感じることのできる造りです。

そして、二階は、最高のオーシャンビュー。
同じく、ビーチに面した全面は、一面観音開きのドア、他の三面にも大きな窓があるので、
とても開放的な造りです。

さらに、二階の半分をバルコニーに使用、そして、そのまた半分は屋根なしのため、
ハンモックに揺られながら、満天の星空や、月を眺めることもできます。
一階裏には、プライベートシャワーとトイレが付いてます。


P1020809_1.jpg
ビーチフロント建設開始

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二階バルコニーの床下に、雨水を貯めるための仕組みです。

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ビーチフロント建設中、大工さんたちは住み込みながらの建設。

DSCN1107.jpg
サンディング中。これが大変なんですね。



(10)Garden



元々、珊瑚が基礎となり出来た島である以上、決して肥沃な土地ではありません。
植物が非常に育ちにくい環境にあります。

かといって、ただの荒れた土地にしておくには、寂しいので、すこしでも、植物を植え、
緑のある心地良い空間にしていく予定です。

すでに、イギリス人メンバーBen が、ガーデニングにランドスケーピングにと、手を加えてくれました。
いくつかの植物などは、やはり環境に耐えることができなく、ダメになってしまったものもあります。

植物は、ロンボク島にある園芸屋さんより購入して、島に持ち運びます。
更には、根本的な土壌の改良ということで植物の周りだけでも土壌を変えることをしました。

肥料や、良い土壌もロンボクから運んだり、島内で、牛の糞を買い取ったり、
はたまた、残飯などを利用した肥料作りに励むなどして、ガーデニングに挑戦しています。


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ランドスケーピング

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ビーチより白砂を運びました。

photo[27]




(11)Berugak



バルーガ(ブルーガ)。
インドネシアなど東南アジアの田んぼなどにみられる東屋を、
レストランやバンガローとして使用したもの。

主にレストランのお客さん用として、バルーガ4棟をビーチに設置。
快適さを求めて、大きめのゆったりと座ることのできるバルーガを、
オリジナルで制作してもらいました。

島内で、間違いなく一番の大きさの東屋の中、夕日を眺めながらの、夕食を楽しんで下さい。


DSCN1410[1]
バルーガの屋根にアランアランを載せています。
ちょうど日本の藁葺き屋根といった感じです。

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(12)Restaurant



壁が一切ない八角形タイプのレストラン。
レセプションの役目もはたし、The sunset geckoの中心的な役割りをなす建物です。
主な柱にはココナッツの木を使い、屋根はココナッツの葉を使っています。


DSCN0094.jpg
昼間のレストラン

restaurant.jpg

DSCN0251.jpg
夜も、いい感じです。




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